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ローコード開発ツール Power Apps に触れてみよう(三島 正裕の Microsoft Power Platform 業務効率化コラム 第1回)

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はじめに

クラウドビジネス担当の三島です。Microsoft Power Platform コラムということで業務改善やDX推進のヒントになる話題を皆様にお届けしたいと思います。
今回お話しする内容はMicrosoft社から提供されているクラウドサービス Power Platform に含まれる製品の一つ Power Apps です。ビジネスアプリを開発することができるツールで、作成したアプリはブラウザや、スマートフォンで実行することができます。これまでアプリ開発を経験されたことがないユーザーでも、直観でわかりやすいインターフェースが用意されており、短期間で業務改善に関するアイデアをアプリとしてカタチにすることができます。

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Power Apps には次のような機能が用意されています。

ローコード開発

ソースコードを可能な限り書かずに開発をする手法をローコード開発と呼びます。Power Apps では操作の殆どをマウスのドラッグ&ドロップで行うことができ、用意されたコントロールや関数を組み合わせることで、オリジナルのアプリを短期間で開発することができます。

コネクタ

Power Apps では、たくさんのコネクタが用意されています。様々なシステムやクラウドサービスと接続することができ、接続先からのデータを取得や、接続先に対してデータ登録や更新等のアクションを起こすことができます。

モバイル端末

スマートフォンやタブレットに搭載されているカメラやセンサーを使用することができます。アプリからカメラを呼び出して撮影した画像を保存したり、GPSセンサーで地図上に位置情報を表示したりすることができます。

クラウド型データベース

Power Apps では Dataverse と呼ばれるクラウド型データベースを使用することができます。簡単な操作で、短時間でテーブルを作成することができ、アプリのデータ保存場所として活用することができます。管理も簡単で、ユーザーやグループ単位でアクセス制御をかけることができます。

アプリの自動作成

データベーステーブルやリストをもとに、アプリを自動作成することができます。データを一覧表示してキーワード検索をしたり、データ登録や編集をしたりするためのフォームが自動で生成できます。

アプリの共有

作成したアプリは多くのユーザーと共有することができます。アプリへの招待メールを送信したり、他のユーザーにアプリのカスタマイズ権限を与えたりすることもできます。

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Power Apps は、目的に合わせて様々なアプリを開発することができます。

アプリ開発事例

機械設備の定期点検

機械設備の点検や作業現場の巡回確認等、定期的な作業記録が必要な場面でモバイルアプリを活用します。カメラや位置情報も併せて記録をすることができます。

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業務報告

日々の業務報告にモバイルアプリを使用します。電車での移動や待ち時間等、隙間時間を活用することで、業務改善に繋がります。入力した情報は社内からも閲覧できるので、報告も素早く行えます。

店舗用電子カタログ

店舗での商品説明用電子カタログ。膨大な商品情報を素早く検索、様々な関連情報を表示します。広告や動画コンテンツの表示など、多彩なコンテンツも手軽に持ち歩けます。

災害時の安否確認アプリ

災害発生やパンデミック時における安否報告を行うためのアプリ。組織メンバーの安否に関する情報を素早く収集することができます。


さいごに

Power Apps は誰もが簡単にブラウザ上でアプリ開発を始めることができることから、多くのユーザーに利用されています。業務改善やデータ収集、新たなコミュニケーション手段として、様々な用途でアプリ開発が行われています。当コラムでもPower Apps の魅力を少しでもお伝えできればと思います。

次回は Power Apps を使用した簡単なアプリの作り方を紹介したいと思います。Power Platform に関しましては、お気軽にディーアイエスサービス&ソリューションにお問い合わせください。


筆者プロフィール

mmishima

ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社
クラウドサービス 担当 三島 正裕(みしま まさひろ)

2002年入社。島根県出身。​
Microsoft 365 に関する製品導入や初学者向けの教育支援を担当。Power Platform を中心に教育コンテンツの開発やサービス企画をする傍ら、社内向けの業務アプリ開発にも取り組んでいる。

本コラムは2023年9月現在の情報を基に作成しています。


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