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Azure Backup Recovery cover2

Microsoft Azure バックアップ/リカバリー(Azure Backup・Azure Site Recovery・Azure File Sync)とは

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Azure Backup Recovery cover2

近年、自然災害が頻発するなかデータのバックアップやリカバリーといった、DR(災害復旧)対策・BCP(事業継続計画)対策はその重要性を増しています。しかし、

  • DR対策には費用がかかる・・・
  • うちはシステムが複雑で・・・
  • 追加の機器も必要だよね・・・

といったお悩みをお持ちのご担当者様も多くいらっしゃるかと思います。そのようなお悩みを解決するために、ディーアイエスサービス&ソリューションでは「Microsoft Azure」を活用した3種類のバックアップ/リカバリーの導入支援サービスをご用意しています。お客様の要件・環境に合わせて選択可能ですので是非ご検討ください。



「Azure Backup(クラウドへのデータ保護)」

サーバー1台から始められる「簡単・シンプル」なクラウドバックアップです。必要最低限のDR対策の手始めとしてお奨めです。

Azure Backup
  1. サーバー1台から始められます
  2. 400GBのサーバーで月額2,300円
  3. ハードウェアの用意も不要
  4. VPN接続/専用線不要
  5. 1日1回クラウドデータへの転送
  6. ファイル単位の復旧も可能

「Azure Backup」参考費用

例えば、バックアップ対象のオンプレミスサーバー1台(400GB)を 「Azure Storage(LRS)」にバックアップした場合の月額費用

※下記Azure料金は、2021年6月時点の東日本リージョン価格です。

  • バックアップ保持期間:7日
  • 増分バックアップデータ量:12GB/日
  • 毎月の平均バックアップデータ量:484GB
①インスタンスごとの料金(1台)¥1,120.-
②使用したストレージ料金(484GB) ¥1,214.-
    月額合計(税抜)¥2,334.-
インスタンス
サイズ
Azureバックアップ
月額費用
LRS(ローカル冗長
ストレージ)
GRS(地理冗長
ストレージ)
50GB以下 ¥560.-/月 ¥2.5088.-/GB
×
使用容量(GB)
¥5.0176.-/GB
×
使用容量(GB)
50~500GB以下 ¥1,120.-/月 ¥2.5088.-/GB
×
使用容量(GB)
¥5.0176.-/GB
×
使用容量(GB)
500GB以上 500GBごとに
¥1,120.-/月
¥2.5088.-/GB
×
使用容量(GB)
¥5.0176.-/GB
×
使用容量(GB)
※LRS:リージョン内で3重化 ※GRS:東西リージョンで6重化

「Azure Site Recovery(クラウド上でシステム復旧)」

クラウド上のバックアップデータを利用しシステムを即時復旧できます。

Azure Site Recovery
  1. 管理画面から容易に即時復旧オーバー(切替え)が可能
  2. 更新分を都度非同期コピー復旧ポイント/復旧時間が最小
  3. 中継サーバーが必要
  4. VPN接続/専用線が必要
  5. この方式を利用すれば容易にAzureへの移行が可能

「Azure Site Recovery」 参考費用

例えば、バックアップ対象のサーバー1台(対象ディスクサイズ:約500GB)を「Azure Storage」にバックアップする場合の月額費用

①インスタンスごとの料金(1台)Azureへの復旧¥2,800.-
②使用したストレージ料金(512GB)Stand Managed Disk¥2,437.-
         月額合計(税抜) ¥5,237.-
※フェールオーバーした際はAzure仮想マシン費用が別途発生します。

「Azure File Sync(クラウドへのレプリケーション)」

オンプレミスのファイルサーバーの運用はそのままに、追記機器無しでクラウドへのレプリケーションを実現できるサービスです。ちょうど「Microsoft OneDrive」や「Google ドライブ」でのファイル同期のようなイメージです。「Azure File Sync」により、簡単に高可用性ファイルサーバーを構築して既存ファイルサーバーの運用やバックアップの課題を解決できます。


「Azure File Sync」構成イメージ

Azure File Sync normally
普段の利用イメージ
Azure File Sync absolute loss
全損時やリプレイス時の利用イメージ

「Azure File Sync」の特徴

特徴内容ポイント
ファイルレプリケーションエージェントをインストールした「Windows サーバー」とAzureサービスである「Azure Files」間でフォルダーデータを同期・対象サーバー設定はエージェントのインストールのみ
・クラウド上にデータを保持
・複数の「Windows サーバー」でも同期可能
簡易なリストア操作Azure Files」とのデータ同期をかけるのみのシンプルなリストア手順・同期対象に含めるだけでOK
 (同期処理による自動リストア)
クラウド階層化
(キャッシュサーバー化)
アクセス頻度が低いデータは「Azure」のみに保存し、 「Windows サーバー」 にはメタデータのみを保存
※メタデータ:ファイルのリンク情報
・「Windows サーバー」 側の必要ディスク量を節約
・リストア時にダウンロード容量を減らして高速なリストアを実現

「Azure File Sync」オペレーティングシステム要件

「Azure File Sync」 は下記バージョンの「Windows Server」をサポートしています。

バージョンサポートSKUサポート
デプロイオプション
Windows Server 2019Dataceneter, Standard
および IoT
完全およびコア
Windows Server 2016 Dataceneter, Standard
および Storage Server
完全およびコア
Windows Server 2012 R2 Dataceneter, Standard
および Storage Server
完全およびコア

「Azure File Sync」参考価格

「Azure File Sync」の価格算出のポイントは下記3点です。

  1. ファイルサーバー:同期対象のWindowsサーバー台数
  2. Azure File Disk:「Azure File」で使用するディスク容量
  3. 送信データ転送:「Windows サーバー」にダウンロードされるデータ容量

サービス月額利用例 ※2台の 「Windows サーバー(2TB)」を「Azure File Sync」で「Azure Files」に同期する場合

課金要素月額料金備考
同期サーバー¥812.-/台×2台=¥812.-
(備考欄をご覧ください)
ストレージ同期サービスにつき1台の同期サーバー無料
Azure Files¥6.72.-/GB×2TB=¥13,762.-
月額合計(税抜)¥812.-+¥13,762.-
¥14,574.-
冗長オプション:LRS
送信データ転送
(リストア時)
¥13.44.-/GB
(最初の5GBは無料)
「月額合計」に加えて
別途費用が発生
※上記Azure料金は、2016年6月時点の東日本リージョン価格です。

「Azure File Sync」応用パターン

複数拠点にファイルサーバーがある応用パターンの構成です。全拠点から同期された同じファイルにアクセスが可能になります。

Azure File Sync absolute application

Microsoft Azure」を活用した バックアップ/リカバリーソリューション「Azure Backup」・「Azure Site Recovery」・「Azure File Sync」につきましては豊富な提案・構築実績のあるディーアイエスサービス&ソリューションにご用命ください。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。


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