Microsoft Power Apps

三島正裕のOffice 365コラム「Power AppsでCSVデータを出力する」

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3.一覧画面の項目を編集する

一覧画面(BrowseScreen1)のギャラリー(BrowseGallery1)の内容を編集します。デフォルトの項目にはポイント、価格、商品がありますが、Excelで作成した項目が全て表示されるようラベルを追加します。ラベルの追加は、画面上部にある挿入ボタンからラベルを選択して行います。各ラベルのプロパティTextの値については下図に載せておりますので、まずは同じように入力して計12個のラベルを作成して下さい。作成出来ましたら各ラベルを見やすいように配置します。項目名を太字にしたり、色を変えたりしておくと見やすくなると思います。

下図のラベルで日時だけDateAdd関数を使用して表示のときにマイナス9時間としていることに注意してください。Excelデータの日時をPower Apps側で読み込ませた場合、日本時間に合わせる処理が行われてしまい、元データに9時間加算されてしまいます。Power Apps側から入力するだけであれば気にする問題ではありませんが、他システムからの連携やデータ移行をされる際は、元データどおりに時間が正しく表示されているか、必ず注意をして下さい。

ギャラリーの出力条件も下図のように変更します。ギャラリーの表示項目を検索フォームに入力した値で曖昧検索出来るようにします。データの並びは日時順に設定します。


4.詳細画面の項目を編集する

詳細画面(DetailScreen1)のフォーム(DetailForm1)を編集します。今回はアンケートアプリを作成しますので、フォームの各項目のタイトルをアンケートらしく下図のように変更します。ここでも日時はDateAdd関数を使って時間調整をしていることに注意して下さい。

※項目名については必ずしも下図の名前になっていないことがあります。どうかご了承ください。


5.編集画面の項目を編集する

編集画面(EditScreen1)のフォーム(EditForm1)を編集します。こちらも詳細画面と同じように、フォームの各項目のタイトルを変更します。先程と同様に、日時についてもDateAdd関数で時間調整をしていますが、編集画面ではUpdate関数も使用していることに注意して下さい。データ表示時は元データにマイナス9時間していますので、データ更新時には9時間加算しておかないと誤った時刻がExcelファイルに書き込まれてしまいます。


6.CSVデータ出力機能

CSVデータを出力するためのアイコンを作成します。挿入メニューよりアイコンを選択し、ダウンロードアイコンをクリックします。一覧画面(BrowseScreen1)のタイトルの横にアイコンを配置します。

続いて、ダウンロードアイコンをクリックした状態で、アクションメニューを開き、Flowsを選択します。表示されたメニューから「+新しいフローの作成」を選択します。Flowが起動します。テンプレートの中から「Power Appsボタン」を選択して「このテンプレートを使用」を押してください。