DXコラム

安全・お手頃なクラウドストレージ「Wasabi」が選ばれる理由とは?(岩原裕樹のクラウド徹底活用コラム 第5回)

はじめに

様々な場面で活用がされているクラウド環境。メールや情報共有基盤はもちろん、Webサイトやモバイルデバイス向けの配信や通知まで、「拡張性」や「展開スピード」などのメリットを活かして、皆さまもビジネスの下支えとして既にご利用になっているかと思います。
特にその「拡張性」は、オンプレミスのハードウェア環境と比較して考えられないほど便利に、そして柔軟になってきました。その中でも今回は、ストレージ環境の拡張性とそれを強みに持つ「Wasabi Hotクラウドストレージ」についてご説明いたします。


「ストレージ容量のサイジング」の救世主:クラウドストレージサービス

オンプレミス環境でのサーバー導入経験をお持ちの方は、ストレージ容量のサイジングに悩まされたこのとある方も多いのではないでしょうか?
余裕を持ってサイジングをすれば安心できる一方で導入コストは増加。導入コスト増を恐れて容量をセーブしたら運用後にストレージ容量が逼迫して余計に大変な思いをされた方、使用容量の増加ペースが想定を超えてしまい、根本的な見直しを迫られた方など、ストレージ容量のサイジングでの苦労は枚挙にいとまがありません。
そんな中、救世主となったのが、必要に応じてどんどんストレージ容量を拡張していくことが可能なクラウドサービスです。導入コストを抑えることができ、容量不足による構成変更や再構成からも開放され、何より障害発生リスクが軽減されることもシステム部門にとっては有難いことだったのではないでしょうか?
そんな良いことづくしのクラウドサービスのストレージ活用、運用を続けて数TBとストレージが成長していくうちに、密かに「結構、コストかかっているよなぁ。。」という不安がよぎることがあるかと思います。


まずい、ストレージコストに社内から指摘が入った!

そして、不安は現実のものとなり、その時が訪れます。クラウドストレージにかかるコストが最適かどうか、削減することできないかを検討するように指示を受けました。
クラウド環境では、ストレージ容量が足りなくなった場合には、柔軟に増強していくことが可能です。もちろん、オンプレミスと比較をすれば、圧倒的にメリットがあり安価に使えるクラウドサービスのストレージですが、当然のことながら容量に比例してコストは増加していきます。
もし、現在運用中のクラウド環境より少しでも容量単価が安くコストを抑えられ、使い勝手が変わらないストレージがあれば嬉しいですよね?そんなクラウドストレージが「Wasabi Hot クラウドストレージ」です。


「Wasabi Hot クラウドストレージ」の特長とは?

オンプレミスより、耐障害性や拡張性で大きなメリットのあるクラウドストレージですが、そのメリットをそのままに、より安価な利用を実現するのが、「Wasabi Hot クラウドストレージ」です。

この「Wasabi」のポイントを、今回は

  1. 「ハイパフォーマンス&セキュリティ」
  2. 「ローコスト運用」

の2点に絞って2つご紹介いたします。


特長1.ハイパフォーマンス&セキュリティ

まず、「ハイパフォーマンス&セキュリティ」からご説明いたします。
「Wasabi Hot クラウドストレージ」は他のクラウドサービスよりパフォーマンスが優れているのが特長です。例えば、書き込み時のパフォーマンスを計測した場合、「Amazon S3」と比較して約3倍のスループットを発揮しています(※)。


スレッド(処理回数:1回・5回・10回・20回・30回)別「Wasabi Hotクラウドストレージ」と
「Amazon S3」1MBオブジェクトの書き込みスループットのサンプルテスト結果比較

また、読み込みも「Amazon S3」と比較してスループットが高いです(※)。


スレッド(処理回数:1回・5回・10回・20回・30回)別「Wasabi Hotクラウドストレージ」と
「Amazon S3」1MBオブジェクトの読み込みスループットのサンプルテスト結果比較

※参考:Wasabi Performance Benchmark Report 2019                 
https://wasabi.com/wp-content/uploads/2019/10/Performance-Benchmark-Report-2019.pdf

もちろん、スループットが高いだけではありません。
高い可用性や安全性、サイバーリスクを軽減する便利な機能なども充実しています。
例えば、安心してストレージを活用できるように、「PCIDSS」や「SOC2」をはじめとした業界標準規格への準拠など、非常に高いセキュリティレベルがとられています。サービスの可用性についても、単独データセンターで99.9のSLA、データ耐久性は11x9sと、他のクラウドサービスと同等のレベルが提供されるため、安心して「Wasabi」を活用いただけると思います。
また、「Wasabi」には「オブジェクトロック」というデータ保護機能が搭載されているのも魅力のひとつです。これは、特定のファイルや領域を変更(更新)できないようにロックする機能で、近年、被害が後を絶たないランサムウェアなどマルウェアの脅威からデータを保護します。


特長2.ローコスト運用

続いて「ローコスト運用」についてご説明いたします。 ずばりコストからお伝えします。

25TB:394,350円(税込)

この 25TB:394,350円 は、1年間の利用予約金額、つまり年額です。これだけの容量をこの価格で利用できるホットストレージサービスを筆者は他に知りません。
さらにクラウドサービス特有の「ダウンロード(egress:下り)課金」も「トランザクション(APIリクエスト)課金」も発生しませんので、月額換算すると 約30,000円で、25TBを1年間お使いいただけます。
つまり、「Wasabi Hotクラウドストレージ」は、読み書きの頻度が高いデータを扱うホットストレージを、読み書きの頻度が低いコールドストレージやアーカイブストレージと同等の価格で利用いただけるクラウドサービスなのです。 


その他の機能も充実

高いスループットと安全性を誇り、低コストな「Wasabi Hot クラウドストレージ」ですが、様々なツールと連携でき、活用できる場面が多いがハードルが低いのも、大きな魅力のひとつです。
「Wasabi」は、大きなシェアを持ちクラウドストレージの代名詞ともいえる「Amazon S3」の互換オブジェクトストレージです。「Amazon S3」をサポートするアプリケーションはすべて、「Wasabi」で動作するため、運用や切り替えに向けたアプリケーション側の「Wasabi」対応状況の確認やプログラムの修正は一切不要です。
また、APIなどによるアプリケーション連携のみならず、低価格クラウドストレージの特徴を活かして、バックアップソリューションと組み合わせていただく事も可能です。BCP対策やセキュリティポリシー上、同一ベンダーやローカルサイト内でのバックアップを避けたいケースなど、「Wasabi」は様々な場面でご活用いただけます。

いかがでしたでしょうか?
日々増大するデータを格納する最適なソリューションとして、クラウドサービスの利便性とコストセーブされたストレージ環境を兼ね備えた「Wasabi Hot クラウドストレージ」のご活用につきましてはディーアイエス サービス&ソリューション までお気軽にご相談ください。

本コラムは2022年10月時点での情報を基に作成しています。

著者プロフィール
岩原 裕樹(いわはら ひろき)
神奈川県出身。マイクロソフト クラウドサービス提案・販売のスペシャリスト。2000年入社、2021年当時注目を浴び始めていたセキュリティ拡販プロジェクトに参画。大手セキュリティベンダーとともにインターネット関連業界へのセキュアーなWebサービス環境の構築支援に従事。2019年に弊社「Microsoft Power Platform」を使った業務改革に着手。社内での活用アプリの企画、開発を主導。その経験に基づき多くのユーザ企業に対してセキュリティを含めDX推進に繋がるシステム導入実績を持つ。

「岩原裕樹のクラウド徹底活用コラム」一覧
第1回:Windows Server 2012 / 2012 R2 EOS に向けて
第2回:今注目の「Azure Virtual Desktop(AVD)」について
第3回:CISCOソリューションで実現する「SASEモデル」とは?

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