シスコシステムズ中村氏に聞く「セキュリティアセスメントワークショップ」が必要な理由とは?

目次
セキュリティ対策状況を可視化し、ゼロトラストへの足掛かりを得られるワークショップ
高度なセキュリティ強化技術力を証明するシスコシステムズの資格「Advanced Security Architecture スペシャライゼーション」を保有するディーアイエスサービス&ソリューションは、お客様のセキュリティ対策状況を可視化し、ゼロトラストへの足掛かりを得られるワークショップ「セキュリティアセスメントワークショップ」をシスコシステムズと共同で開催しています。
ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社 ソリューション本部 東京営業部 営業1課 係長 菅野明武が、シスコシステムズ合同会社 パートナー事業 ビジネス開発本部 アーキテクチャビジネス推進部 ソリューションエンジニア 中村 泰行氏に、同ワークショップの内容や必要性についてお話を伺いました。
セキュリティ強化を検討してみたいけど何から始めたら良いのか分からない、という方は是非ご覧いただき今後のご参考にしてみてください。
シスコシステムズとディーアイエスサービス&ソリューションのパートナーシップについて
ディーアイエスサービス&ソリューション 菅野(以下、菅野)
中村様から見て、シスコシステムズと弊社(ディーアイエスサービス&ソリューション)のパートナーシップはどのような意義があるとお考えでしょうか?
シスコシステムズ 中村(以下、中村)
ネットワーク、クラウド、エンドポイント、メールなどにおける強力なセキュリティソリューションを通じ、国内外にさまざまな事例を有しているシスコシステムズと、日々お客様と接し、さまざまな悩みに耳を傾けていらっしゃるディーアイエスサービス&ソリューションが共同でお客様に提案することで、「お客様に信頼されるアドバイザー(Trusted Advisor)」になることができると考えています。特に現実的かつ実効性のある提案をする際には、長年のパートナーであるディーアイエスサービス&ソリューションの存在が不可欠だと考えています。
菅野 ありがとうございます。そう言っていただけて大変光栄です。近年、セキュリティ分野におけるお客様の課題はどこにあると思いますか?
中村 セキュリティの成熟度を調査した弊社独自のレポートを見ると、グローバルに対して日本企業は若干劣後しているように見受けられます。その要因に挙げられている課題は、主に
・人材不足
・理解不足
・経営陣の関心不足
・予算の制約
の4つです。ただ、「予算の制約」は重要なポイントではないかもしれません。なぜなら、弊社にも数名規模から導入できるソリューションはありますから、どちらかというと製品選定の知識がない、つまりは「人材不足」や「理解不足」の方に課題があると考えています。これらが問題の場合、自社に合ったセキュリティ対策ソリューションを選定し稟議に上げること自体が難しいといえます。
菅野 確かに今言われた4つの課題は、我々も日々お客様を訪問する中で感じるところではあります。弊社としてはマルチベンダー対応という強みを活かし、お客様に合ったソリューションを提案するように心がけています。
セキュリティアセスメントワークショップの概要について
菅野 それでは、改めて「セキュリティアセスメントワークショップ」の概要について教えてください。
中村 お客様におけるセキュリティ対策の状況を可視化するワークショップです。大きく分けて以下の2部構成になっています。
・前半:セキュリティ対策のトレンド解説セミナー受講
・後半;CISA(Cybersecurity and Infrastructure Security Agency:米国サイバーセキュリティおよびインフラストラクチャセキュリティ庁)のゼロトラストセキュリティ成熟度モデルに基づいたアンケートに回答いただき、後日、アンケートの結果を分析したレポートをもとに、ディーアイエスサービス&ソリューションとディスカッションを行っていただきます。
菅野 本ワークショップを実施する目的は何でしょうか?
中村 「セキュリティアセスメントワークショップ」の分析結果を、稟議の際の説明材料に使っていただきたいのです。いまやサイバー攻撃は業界、企業規模とは関係なく、どの企業にもリスクとして存在しています。しかし、情報システム部門の方から、「対策はしたいけど、具体的な対策や経営層への説明の仕方が分からない」というお嘆きを聞くことが少なくありません。
菅野 分かります。私もお客様からよくそのようなお声をいただきます。
中村 そうした情報システム部門の悩み解決するために、現在のセキュリティ対策状況を可視化し、自社に合った対策を見つける「道しるべ」となることを目指しています。もちろん、既に多くの企業でセキュリティ対策の一環としてセキュリティアセスメントが実施されていることと思います。しかし、それらのセキュリティアセスメントは、業界や取引先からの要請あるいは企業としての開示責任といった「コンプライアンス対応」の側面が強い傾向があります。この場合、コンプライアンスの確認で終わってしまい、その先のシステムにおける具体的な対策に進むことが少ないように感じます。
菅野 そうですよね。なかなか具体的な対策まで話が進まず、結局「アセスメント」のための「アセスメント」で終わってしまっているお客様がいらっしゃいます。
中村 これに対し、弊社の「セキュリティアセスメントワークショップ」は具体的な対策を導き出すことができます。経営層への説得材料に、「セキュリティアセスメントワークショップ」を役立てもらえると幸いです。
「客観的なアドバイス」となる分析結果を得られる、グローバルなセキュリティプログラム
菅野 「セキュリティアセスメントワークショップ」は日本独自の取り組みなのですか?
中村 いいえ、グローバルで実施しているプログラムのひとつです。もちろん、日本の脅威の状況や法律、マーケットなどに合わせて言語だけでなく、文化的にもローカライズして実施しています。お客様がセキュリティ対策の戦略およびゼロトラストのフレームワークを立案する一助になればと考えています。
菅野 そうなのですね。ということは、「セキュリティワークショップ」に参加すれば、セキュリティ対策の課題解決とゼロトラストの推進ができるということでしょうか?
中村 はい、そうです。ただし短絡的なものではありません。先ほども申し上げたように、お客様のセキュリティ対策の現在地を把握することこそが、「セキュリティアセスメントワークショップ」を実施する最大の理由であって、「ここに問題があるからこの製品を導入しましょう」といったセールストークを展開するものではありません。
菅野 なるほど。私も普段の営業活動で気をつけていることでもありますね。
中村 まずは「お客様に気づいてもらう」というのが狙いです。お客様と弊社、そしてディーアイエスサービス&ソリューションが同じ認識を持ったうえで、「どこに投資をすれば効率的にセキュリティ強度を上げられるか」を出発点に、ゆくゆくはゼロトラストのフレームワークづくりに踏み出す提案ができればと考えています。

菅野 確かにそうですね。弊社はお付き合いさせていただいているお客様の環境を、導入背景や検討しているソリューションまで十分に理解しています。だからこそたとえば、セキュリティ対策のディスカッションで「ランサムウェア対策をしたい」 → 「EDRを入れたら大丈夫です」というような簡単な提案はしないようにしています。避けたいのは、EDRを導入することが目的になってしまうことで、まずは
・お客様の業務を見据えたうえでの必要な対策とは何か
・どういう順序で導入していくか
などを十分に検証する必要があります。その検証において、「セキュリティアセスメントワークショップ」の分析結果は、「客観的なアドバイスである」と言えます。
中村 「セキュリティアセスメントワークショップ」における可視化とは、お客様のセキュリティ対策を俯瞰して見たときにどれくらいの効果を発揮しているのか、それを把握できることを指します。これが分かれば、次のセキュリティ対策はよりピンポイントに投資できるはずです。
セキュリティ強化の次のステップに進むモチベーションを高め、お客様ごとに必要なセキュリティ対策を話し合う
菅野 「セキュリティアセスメントワークショップ」にご参加いただいたお客様は、セキュリティ対策の現状を可視化できたこと、具体的な対策が見えてきたことで、次のステップに進むモチベーションが高まったと感じます。実際に、以下のようなお声をいただいています。
- 非常に勉強になりました。
- 既存の環境を見直すきっかけになりました。
- 導入済みのセキュリティ対策が十分に活用しきれていないことが分かりました。
- 今後、より強固なセキュリティ対策を目指すための気づきを得ました。
- 導入済みのセキュリティ対策の運用改善に向けて前向きな気持ちになりました。
そして、レポートをもとにお客様とディスカッションすることが次のステップです。レポートには「セキュリティアセスメントワークショップ」の分析結果が具体的かつ詳細にまとめられていて、なかでも現状のセキュリティ対策の効果度合いが分かるヒートマップは、ディスカッションするうえでの重要な資料になると思います。

各領域について評価を色で表すセクションヒートマップ
アイデンティティ
デバイス
ネットワーク
アプリケーション
データ
可視化と分析
たとえば、ヒートマップの運用できている(グリーン)、運用できていない(レッド)のところをお客様とともに検証することが多々あります。レッドの理由を詳しくヒアリングし、また、グリーンの場合でも正しく運用・管理できているか再確認させていただきます。その検証のなかでオペレーションに問題がある場合は、基本となるログの見方をレクチャーすることもあります。ただし、すべてを見るには専門的な知識が必要で時間もかかりますから、本当に必要な部分の見方やログが意味するものを端的にお伝えする形になります。

中村 お客様がセキュリティ強化に対して前向きになることに貢献できていて嬉しく思います。弊社はどうしてもスイッチやルータのベンダーのイメージを持たれることが多いのですが、セキュリティベンダーとしても今後ますますお客様のセキュリティ強化に貢献したいと思います。弊社のソリューションであれば、お客様に必要な情報は全て単一のダッシュボードで閲覧が可能です。お客様ご自身でインシデントレスポンスまで対応することができます。運用方法が分からない場合は、ディーアイエスサービス&ソリューションが手取り足取り教えてくれるはずです。
「セキュリティアセスメントワークショップ」に興味がある企業に向けて
菅野 ゼロトラストは単発で場当たり的に行っても大きな成果は得られません。やはりフレームワークに則った形で対応していくことが何よりも重要だと考えています。「セキュリティアセスメントワークショップ」はそのための足掛かりです。自社のセキュリティ対策の現在地を知って、私たちと一緒にゼロトラストのフレームワークづくりに取り組んでいきましょう。
中村 グローバルでは、ゼロトラスト戦略を導入している、あるいは導入予定の企業はかなりの勢いで増加しています。これは弊社だけでなく他社のレポートからも明らかです。近年の複雑化するITインフラストラクチャと増え続けるサイバー攻撃の状況を鑑みると、この勢いは止まりません。ゼロトラスト導入時の課題や負担があったとしても日本だけがそれにブレーキかける理由はありません。自社のセキュリティ対策に不安があり、少しでもゼロトラストに興味をお持ちでしたら、ぜひ「セキュリティアセスメントワークショップ」にお気軽にご参加ください。皆さまのご参加をお待ちしています。
「セキュリティアセスメントワークショップ」に関するお問い合わせはディーアイエスサービス&ソリューションまでお気軽にお問い合わせください。






